追悼 西城秀樹 2018-05-27

こんにちは、ピカリンです。

先日とうとう西城秀樹が亡くなりましたね。

自分はアイドルを抜けたアーティスト時代から見ていましたが、パワフルで男っぽくてセクシーで圧倒的な歌唱力と存在感のある唯一無二の芸能人だったと思います。球場コンサート、ペンライト、スタンドマイクアクション・・・など数々の日本初を作った事でも有名です。

当社は青山一丁目駅近くで、青山墓地のほぼ隣にあります。大きな墓地ですので、乃木坂近くの青山斎場に行くにはもう数分歩きます。よく有名人の葬儀も行われ、近くの公園の前にテレビ局の中継車が止まっている事もありますが、葬式に来たファンの列が青山一丁目駅まで続いていたなど、ここ数年では聞いた事もありません。さすが西城秀樹。最後にまたヒデキ伝説を作りました。

「情熱の嵐」「ギャランドゥ」などハードな曲から、「傷だらけのローラ」「愛の十字架」などラブバラードも本当に素敵で、曲によって雰囲気もガラッと変わるんです。ワイルドだったり王子様だったり、本当に同じ人かと思うほど。

好きな曲に「サンタマリアの祈り」というのがあるのですが、病気で目を覚まさない最愛の人に届かない愛を捧げる内容で、これがもう歌い始めからその姿にくぎ付けになり、歌と振りの表現力が見事に合わさって歌の世界が目の前に広がるのです。もうその姿は中世の貴族!簡素なセットがヨーロッパの石畳の公園に見えるし、鳩が飛んでくように見えるし、まるで1本の映画を見ているようなボリューム感です。

もう一つすごいと思ったのは、歌の途中で伴奏がずれてしまい(伴奏と歌ではなく、伴奏の中で合奏がずれるというハプニング)、そのまま歌うんですが、途中タメでテンポがゆっくりに変わる所で、歌で1小節伸ばして伴奏を元に戻させたのです、それも歌の世界観を壊さずに!音がおかしい、何が間違ってる、どこでどうやれば修正できる、を歌いながら判断したんだと思うと、「いやー、すごいわ」としか言葉が出てきません。

大病を何度も患い、決してあきらめる事無く、また歌えるようになる為に努力を怠らなかった姿を隠す事無くさらけ出していた姿勢は、「あ、こういう風にさらけ出してもいいんだ」と言う何か新しい価値観を見せられた気がします。沢山の日本初を作った西城秀樹らしい姿でした。

お冥福をお祈りします。

以上、ピカリンでした。


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