こんにちは、ピカリンです。

私はずっと演劇をやっておりまして、立場としては役者ではなく制作側です。
最近、ITの仕事と演劇の仕事はまったく逆のやり方だなぁ、と気が付いたんです。
どっちもクリエイティブな仕事である事は同じだとは思います。

システム開発で重要なのは要求された(計画された)クオリティのシステム本体で、できない場合に妥協するのは納期です。

演劇では重要なのは幕が開くこと(開演日)で、どんなクオリティでも本番に間に合わさなければいけません。

自分のIT業界(業務用のシステム)との比べての話で、ゲームでは話は別になりますが・・・

■指定された期日にハード(ITならサーバ、演劇なら照明など)が来ない
IT ・・・お客さんに事情を話し、リスケ検討する
演劇・・今ある照明で間に合わせる為、プランを再検討する

■よくあるトラブル
IT・・・バージョンやフレームワークとの相性の悪さ。なんで動かないんですかね。
演劇・・人間関係、その時集まった人間を公演まで崩壊させない事も制作の仕事と思います。

■やった!と思う時
IT・・・トラブルなくシステムが稼働している事。問い合わせなく使えている事がいいのです。
演劇・・当日お客さんの反応がいい事。想定してなかった所で笑ってくれたり拍手が来たときはガッツポーズです。

■尊重される人材
IT・・・積極性や個性ではなく技術力ですかね。1+1=2に疑問を持ってはいけないです。
演劇・・積極性と個性(これにも定義はありません)。1+1=2と言わない人だらけです。


どちらもずっとやってきた事なので、深く考えてみたことがなかったのですが、比べれば比べるほど、真逆のものですよねー。

でも、私の場合こんな両極端な事がやれる環境にあるので、人生いいバランスを保てているんだと思ってます。

世の中、このやり方が絶対正しいなんて事はありません。
すばらしい人と言うのも1定義ではありません。
バランスのいい所を自分で見つけに行くのも楽しいものです。

それにいろんなやり方を知れば、思っても見なかった新しいやり方なんてのも生み出せるんじゃないかと思います。


以上、ピカリンでした。



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