こんにちは、ケバブ人です。

2019/4/1にGmailが15周年を迎えたようですね。色々調べながらこれまでを振り返ってみたいと思います。
https://blog.google/products/gmail/hitting-send-on-the-next-15-years-of-gmail/

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今ではすっかり依存しているGmail、当初はとりあえずメール容量がすごかったのにびっくりしていたように思います。2004年のサービス開始時で1GBもあったみたいで、私が利用し始めたのが2006年頃でその頃は2GB以上あったと思います。
確か日々刻一刻と数値が増えていってたような気がします。当時そんな大容量且つさらに増えるメールサービスはなく、元々使っていたHotmailやYahooメールは調べた限り当時100MB~250MBだったようです。

何がすごいって、Gmailをオンラインストレージ化するサードパーティアプリがあって(今思えば規約違反だったかもしれませんが)、その頃恐らくGB単位の無料オンラインストレージサービスなんてなかったんじゃないでしょうか、DropboxやSugarsyncが2008年開始です。

Gmailは当時招待制で、確か不特定多数に向けて「メールアドレスを送ったら招待リンク送るよ」って感じのやりとりが多くあって、それで登録できたんだったかな。

当時はWebメーラーが一般的に使いづらく、いや、今もGmail以外は使いづらいですが、Ajaxを利用したかなり画期的なGmailでもまだまだ使いづらく、POP経由でローカルメーラーを使っていました。主にThunderbirdですね。

最近ようやくまともに使えるようになってきたので昨年Thunderbirdを捨ててWebメールに完全移行しました。まだ正直UIやフィルター機能はローカルメーラーに敵いませんが、クラウド一括管理のメリットの方が上回るといった感じです。

ただ、ローカルにダウンロードしてフィルタリング&削除していたので、Gmail上のメールを全部消してからローカルの数万件のメールをGmailに戻して毎晩コツコツ全部綺麗にラベル付けしました、、、大変でした。

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さらに画期的なのはエイリアス機能。メールアカウント名の末尾にプラス記号で文字列を繋げてもメールアドレスは有効で、自分に届くという機能。それ以前は無料で1アカウントで大量にメールアドレスが持てるサービスは、通称無限メアドで有名だったBizLandというメール転送サービスくらいだったのではないでしょうか。今では信じられませんが当時はフリーメール拒否なサービスが多くて、BizLandならいける!とかそんな風潮だった気がします。

そういえば以前は携帯電話では登録できないサービス多かったですが最近はそんなの無くなりましたね。BizLandは確か2000年過ぎたあたりでフェードアウトしていき、その後はドメインでも取らないとメールアドレスを量産できないっていう状況でGmailは突如現れた救世主です。(なのでドメインとってたのを解除しました笑)

プラス以外にもドットを無視するという仕様もありますがエイリアスとは何が違うんでしょうかね。また、最近はGmailのエイリアス拒否なケースがありますが、メルアドぽいぽいという無料のメールサービスがそういう時に役に立ちます。


2007年に招待制でなくなりIMAPにも対応、2009年に正式版となる。
IMAPって今ではそこそこ標準ですが、当時はなかなか使うことのないプロトコルだったのではないでしょうか。2006年以前の検索結果を見てみるとIMAPといえば大学かLinuxかくらいしかヒットしませんでした。

前職での会社メールサーバーはDomino/Notesで本来メールはPOP(?)受信だったのですが、telnetでサーバーを探っているとIMAPポートが開放されていることに気づき、フォルダ構造やドメインOUを調べてそれをThunderbirdに設定して勝手にIMAPで使っていました。(Notesはとてもとても使いづらく、それ以前はOutlookにプラグイン入れて勝手にOutlookで使っていました)

ある日情報システム部から内線がかかってきて、メールサーバーの負荷が大きくそれを調べていると私のIMAP利用に行き当たったらしく、IMAP切るよと言われてしまいました。設定ミスだったようです。というか一人の利用でサーバー負荷が問題になるとか、DominoはどんなけしょぼいIMAP実装をしていたのでしょうか・・・。

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2013年にはMailboxというGmail用(?)メーラーアプリが順番待ち商法で有名になり、今では当たり前のスワイプサクサク整理の流れを作りましたね。信用できないアプリだと思って動作確認だけして削除しましたが、すぐにDropboxに買収され、その後Googleからオマージュ(笑)アプリのInboxがリリースされてGmailにもフィードバックされ、メーラー業界にとても良い影響を与えたと思います。


そして2018年にWebメーラーが新しいデザインになって、これならThunderbirdを捨てられると感じられるまでになり、2019年にはとうとうiOSのGmailアプリで一括既読ができるようになり、ようやくGmailはWeb/アプリ共に使えるメーラーとなったわけです。今年、iOS標準メーラーからGmailに移行しました。(というか今までなぜこんな基本操作ができなかったのか・・・Androidはできたらしいのですが)

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というわけで、Gmailを振り返ってみました。
もしGmailが大幅にサービスを変更したり停止したりしたら・・・私はどうなっちゃんでしょう。


ケバブ人でした。


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