■ またも被災地へ 2015-06-25
タブクリアです、こんにちは。
昨年に引き続き、親戚の見舞いのため、宮城に行ってきました。
そのついでに、またも震災の被災地に行ってみました。
昨年は気仙沼、陸前高田だったのですが、今回は少し南に下がり、女川と石巻になります。どちらの町も、今年に入って鉄道が復旧したこともあり、アクセスはだいぶしやすくなりました。
仙台から、先日復旧したばかりの仙石線に乗って石巻に行き、そこから石巻線に乗り換えて女川です。仙石線は、一部区間は内陸に線路を付け替えての復旧になるので、駅前はまだ造成中というところもありました。女川駅も、海に面していた旧駅より、200mほど内陸に移っているそうです。
新駅から旧駅に掛けての線路後周辺を再開発して、観光施設や公園のようにする計画のようですが、現時点では区画整理中ということで、まだ何もできていません。
駅に日帰り温泉と足湯があるぐらいなので、一緒の列車で来た人たちも手持ち無沙汰気味でした。
私はそれでも周辺を歩いてみましたが、区画整理や復旧工事中のため、ダンプなどの大型車両が多いのと、歩道も整備中なので、安心して歩ける範囲は少ないですね。今年の後半になれば、駅周辺の整備もいくらか進むでしょうから、だいぶ違うのではないでしょうか。
↑震災遺構の旧女川交番。津波で倒された。詳しい説明は看板の画像を読んでください。
石巻は、女川に比べると安心して歩けます。昼食を取った寿司屋は、津波で流されてしまったそうですが、立て直したとのことで新しい建物でした。仮設の飲食店街も、昨年末で閉店するなど、徐々に復興は進んでいる印象でした。
(石巻市全体では、まだ仮設の商店街は残っています)
上の写真は、桜の名所として知られている日和山(ひよりやま)公園から撮りました。標高は50~60mぐらいなので、震災当日は、避難先となりました。写真中央の川は旧北上川です。
河口周辺の更地になっている地域は、今後も津波の危険性があるとのことで、災害危険区域ということになり、住居や病院、宿泊施設などは建設できず、事業所や店舗、倉庫など、居住用以外の建物だけが建設できるそうです。
震災から4年が過ぎ、少しずつ復興も進んできている印象を受けました。
特に女川、石巻は鉄道でのアクセスが大幅に良くなりましたので、復興を支援するためにも、現地に足を運ばれてはいかがでしょうか?
やっぱり、現地でお金を使うのが何よりの復興への貢献だと私は思いますので…。