タブクリアです、こんにちは。

KDDIの大規模通信障害や、某市での個人情報入りUSBメモリ紛失事故など、ITをめぐるトラブルが立て続けに起きている昨今ですが、先日大きな話題となったのが、Internet Explorerのサポート終了ではないでしょうか。

一時期は、WebブラウザといえばInternet Explorerでしたが、Mozilla FirefoxやGoogle Chromeなど、後継のブラウザの台頭によりついに終了となりました。
私は元々積極的にIEを使う方ではなかった(これまた懐かしのNetscape Navigatorや後継のFirefox)のですが、IEのシェアが高まるにつれ、IEでないときちんと表示されないページも少なくなく、そのために止む無く使っていた、というのが正直なところです。

今のWindows PCでのブラウザの主流となったGoogle Chromeですが、私が使い始めたのは2010年で、SalesforceのApexクラスやVisualforceページのコードをWebブラウザ上で編集するためのコードエディタが、Chromeでないと使えなかったから、だったように記憶しています(だいぶ前の話だったので記憶違いの可能性も)
もちろん、本格的な開発をするには、コードエディタではあまりに貧弱だったので、当時でもEclipseのSalesforce IDEなど専用の開発ツールは必要でしたが…。

それを機にChromeに乗り換えたこともあり、個人的にIEを使うことはほぼなくなりましたが、仕事でのクロスブラウザ対応の開発では、IEでも正しく表示されるようにするため、苦労されられました…。

極めつけは、IE7「以降」の対応を謳っているページにて、IE7,8,9それぞれで微妙に表示が異なってしまい、それぞれ個別の対応をせざるを得ない、なんてこともありました。最新かつ最後のIE11では、その頃のような大幅な表示崩れが起きることもほぼなくなっていたようですが。

そんなわけで、独自仕様の多さなどで我々開発者には不評だったIEもついに終焉の時を迎えました。

官公庁ではIEでしか動かないシステムもかなり残っているようですが、これらはMicrosoft EdgeをIE互換モードで動かせば動くそうです。

とは言え、IE互換モードも2029年までには終了する予定なので、そう遠からずIEは完全に終焉、ということになりそうですね。

五年、十年というある程度の時間が経つと、技術をめぐる環境というのは一変している、ということを改めて感じています。

この投稿の五年後ぐらいに、インターネット環境がどのように変化しているのか、また振り返ってみたいと思います。


それでは。


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